花粉症はかつて大人の病気だと言われていましたが、最近は子どもでも花粉症になるケースが増えています。
大人でも辛い花粉症ですから、自分の子どもが花粉症になろうものなら可哀想で仕方ありません。
よって、今回は子どもを花粉症から守るべく、パパとママに今からやって頂きたい花粉症対策をご紹介したいと思います!
目次
【今や花粉症は子どもの病気でもある!】
『鼻アレルギー診療ガイドライン2016』によれば、5~9歳でおよそ14%、10~19歳でおよそ31%の子どもが花粉症で苦しんでいると言います。
ちなみに10~19歳の割合は、大人の発症率と同じと言われており、もはや花粉症は大人だけの病気でないことを裏付けているのが現状です。
完全に無縁と言われていた赤ちゃんでさえ、およそ2%で花粉症になると言われていますから、もう大人も子どもも関係ない国民的病気と言っても過言ではありません。
【今すぐにパパとママに実践して欲しい7つの花粉症対策!】
7つの花粉症対策は、以下となります。
- 布団は外に干さないこと!
- 外出する時はメガネとマスクを着用させること!
- 外から帰ったら、玄関で払うこと!
- 室内では空気清浄機を活用すること!
- 洗濯物は部屋干しすること!
- 市販薬を活用すること!
- 花粉情報をマメに集めること!
それでは1つずつご紹介しましょう!
『1.布団は外に干さないこと!』
布団はお日様の光をたっぷり取り込んだ方が、フワフワしますしあったかいです。
夜になってもフワフワは持続するので、とても快適な睡眠に期待できると思います。
但し、布団がフワフワでも子どもが涙目で鼻づまりで苦しんでいては、かえって逆効果となってしまいます。
布団は外には干さないようにしましょう。
部屋干しの方法としては、敷布団、掛布団、毛布などは別の場所で干すのがポイントです。
専用の干し台が無ければ、ダイニングにあるテーブルの椅子など背丈のあるところへ掛けておくと良いかと思います。
特に敷布団は分厚く、片側ずつ両方干さないといけないのですが、床に面する側に湿気が集まりますので、裏側を十分に干すようにしてください。
何かと時間がかかりますので、一気にやろうとはせず、日を区切って行うことをおススメします。
『2.外出する時はメガネとマスクを着用させること!』
一昔前だと、花粉対策用のメガネと言えば完全なゴーグルだったのですが、最近は花粉対策用メガネと言ってもデザイン性のあるメガネが揃っており、見た目も楽しめるラインナップが増えています。
物によりますが、5000円程度は覚悟しないといけませんので、マスクだけでも効果は違うかと思います。
中学生以上であればマスクに抵抗はないかと思いますが、幼稚園児や小学生低学年といった幼いお子さんだとマスクに抵抗があり、なかなかしてくれないこともあるかと思います。
僕も小さいころはマスクが嫌いだったので気持ちがわかるのですが、親としてはそんな悠長なことは言ってられません。
そこでおススメしたいのがワセリンです!
ワセリンを目の周りであったり、鼻の下に塗るだけで効果がありますので、こちらを試してみても良いかなと思います。
『3.外から帰ったら、玄関で払うこと!』
花粉症の予防ともなれば、室内に花粉を持ち込ませないことが重要となります。
ですから、外から帰ったら、いきなりドアを開けるのではなく、玄関でしっかりと花粉を払う必要があります。
花粉はぱっと見見えないのですが、花粉は重いのでちゃんと払えば下に落ちます。
玄関でちゃんと花粉を落とすかどうかで花粉症の発症率に大きな影響を及ぼしますので、是非習慣づけて頂きたいです!
『4.室内では空気清浄機を活用すること!』
玄関でしっかりと花粉を払っても、100%室内への侵入を防ぐのは難しいです。
もし玄関で100%花粉を払えたとしても、特に新しい家では部屋には外気を取り込むフィルターがありますので、どうしても花粉が室内に侵入してしまいます。
そこで登場するのが空気清浄機であり、花粉を吸って綺麗な空気を吐き出してくれる夢のような仕事をしてくれます。
部屋の中には花粉だけではなく、ハウスダストもありますから、とても効果的です。
ただ問題があるとすれば、決して安い代物ではないということです。
万を超えてくるような買い物になってしまいますので、無理強いはできません。
空気清浄機がない場合は、先ほども申したように花粉は重く地面に落ちますので、こまめに掃除機をかけたり、布製品への付着に気を付けるといった対策をするだけでも全然違います。
大事なことは設備を整えることではなく、意識して対策する姿勢だと思うので、是非パパとママには子どものために奮闘して頂きたいと思います!
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『5.洗濯物は部屋干しすること!』
これは布団と同じですね。
干すのは外ではなく、部屋で是非お願い致します。
部屋干し専用の洗剤が売られていますので、ご安心ください!
部屋の中で干せば湿度も上がるため、インフルエンザのウイルス対策にもなり、一石二鳥です!
(インフルエンザのウイルスは寒くて乾燥した空気で活発に行動するため、湿度が高い方がインフルエンザのウイルス対策になるのです!)
『6.市販薬を活用すること!』
最近の市販薬は高性能なものも多く、薬学の発展には目を見張るものがあります。
市販されている花粉症対策となる薬は、抗ヒスタミン薬とステロイド点鼻薬が一般的になるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
【抗ヒスタミン薬】
くしゃみや鼻水に効く内服薬となっています。
目のかゆみに対しては、抗ヒスタミンの点眼薬を使います。
目薬については、ほとんどの子どもが苦手とします。
目をつぶっていても目頭に1滴ずつ落とせば、瞬きした時に目に入りますので、試してみてください!
市販薬としては、「こどもパブロン鼻炎液S」や「エスタックこども用鼻炎シロップ」が代表的なようです。
目薬は市販されてないとも聞きますので、病院で診察された方が良いかと思います。
【ステロイド点鼻薬】
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに効果があると言われています。
鼻の粘膜に直接作用するため、内服薬と違って体全体への副作用や眠気作用が起こりにくいメリットがあります。
但し、霧状の液体を鼻に直接流しますので、子どもにとっては違和感もあって拒否されてしまう懸念があります。
子どもに事前にしっかりと説明して、理解してもらってから使った方が良いかと思います。
子どもなので説明してもダメかもしれませんが、前置きなく突然やるよりかは今後の治療のことを考えるとプラスに働くと思います!
代表的な市販薬としては、「アルペンこども点鼻薬」があります。
『7.花粉情報をマメに集めること!』
毎朝ニュースを見ていれば、ほとんどの局で花粉情報を教えてくれますので、どれくらいの花粉が飛ぶのか、風はどれくらい強いのか、マメにチェックしましょう!
最近は花粉を検知するロボも登場しており、より正確な花粉情報を手に入れることも可能になっているようです。
【とにかく大事なのは、子どもに花粉症になって欲しくないという親の愛情!】
花粉症の対策はどれも意外に大掛かりなものが多く、全て実践することは正直なところ難しいところもあるかと思います。
大事なのは先述しましたが、設備を整えることではなく、子どものためにアクションを起こすことだと思いますので、1つでも良いので子どものために取り組んで頂ければ幸いと思います。
だいたい花粉症のピークは3~5月と言われていますが、今はスギ花粉の他にイネ花粉があるなど季節を問わずに花粉症に気を付ける必要が出てきています。
子どもに花粉症から守るためにも、花粉症に対する知識を吸収していって頂ければと思います。
そうすればパパ&ママも自分の花粉症対策になりますし、一石二鳥となります!
花粉症は目に見えない強敵ですが、立ち向かって戦っていきましょう!
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