2016年11月後半となりましたが、ついに東京都が24日にインフルエンザの流行が始まったと宣言しました。

市場早い発表となった背景には、2つの原因が存在していました!

早い対策と、インフルエンザの正しい知識が必要不可欠となります。

今回は、今年のインフルエンザの特徴と、その対策についてご紹介していきたいと思います。

インフルエンザ流行開始時点で、既に流行開始の目安の1.5倍!

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インフルエンザの流行が始まったかどうかは、ある基準が存在します。

その基準とは、『医療機関1つあたりのインフルエンザの患者数が1人を超えたら流行開始』というものです。

東京都には医療機関は全部で419存在し、11月14~20日の1週間でインフルエンザの患者数が652人となり、医療機関1つあたりの患者数が約1.57人となったため、24日にインフルエンザの流行開始を宣言する流れとなったようです。

ちなみにその1週前の11月7~13日の1週間では、インフルエンザの患者数は390人であったため、医療機関1つあたりの患者数は約0.93人でした。

もう11月前半には、流行開始直前の状況にまで来ていたということになりますね。

どうしてインフルエンザが一気に広まってしまったのか?

例年よりも早いインフルエンザ流行の開始ですが、かなり爆発的に流行が始まった印象があります。

ここまで爆発的に流行が始まってしまった理由は、大きく2つあると考えられます。

考えられる理由その1:例年よりも激しい気温の降下による免疫力低下

今年は例年よりも俗に言う秋が短く感じます。

というのも、9月になっても暑さが続いたのに、秋口になると一気に気温が低下して寒いと感じるようになりました。

この気温の急激な変化に体がついていかず、体調を崩した方が多かったと思います。

つまり体内の免疫力が低下し、インフルエンザの侵入を許したばかりか、一気に発症までいってしまったと考えられます。

免疫力とインフルエンザの関係については、以下にまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

⇒参考:免疫力とインフルエンザの密接な関係

考えられる理由その2:インフルエンザのワクチン接種が間に合っていない

インフルエンザの流行ピークは12月からと言われているため、多くは11月にインフルエンザのワクチン接種が行われます。

ですが、今年はインフルエンザウイルスの到来が少し早かったために、インフルエンザのワクチンを接種する前にインフルエンザウイルスにやられてしまった可能性が高いです。

また、ワクチンを接種していたとしても、インフルエンザウイルスの抗体が完全に作られるまでには2週間ほど要するため、抗体が不完全な状態でウイルスの侵入を許してしまった例も多いかと思います。

インフルエンザのワクチン接種について、まとめてみましたので参考にして頂ければと思います。

⇒参考:インフルエンザワクチン接種の効果と抗体までの期間について

⇒参考:年齢によって変わってくるワクチン接種の時期と回数

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インフルエンザウイルスに対抗するには、予防しかない!

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インフルエンザウイルスは当然目に見えませんから、防ぐためには予防しかありません。

先述したインフルエンザのワクチン接種も一つの予防対策ですが、もっと日頃からも意識していく必要があります。

基本的に予防対策としては、侵入の予防と発症の予防の2つしかありません。

インフルエンザの感染のメカニズムを理解できれば、自ずと予防対策を行うことができますので、意識して頂ければと思います。

感染のメカニズムと、予防のポイントをまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

⇒参考:参考のメカニズム!潜伏中も感染してしまうのはなぜ?

⇒参考:インフルエンザ予防対策!たった2つのポイントがカギを握る!

インフルエンザに感染したと思った時の対処方法は?

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どれだけインフルエンザウイルスを予防していたとしても、100%感染を防ぐことはできません。

よって、インフルエンザに感染したと感じた時の対処方法は非常に重要になってきます。

感染した自分が苦しむのも嫌ですが、自分のウイルスによって周りの大切な人も感染してしまうことはもっと嫌ですからね…

インフルエンザに感染したかどうかを調べる検査キットがあるのですが、検査キットには検査タイミングがあったり、病院でしか検査できないなど制約があるため、正しい知識が必要になります。

検査キットについての注意事項をまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

⇒参考:検査キットの費用は?自宅でできる?疑問を全て解決!

最も避けたいのは子どもへの感染!

子どもは大人と比べて免疫力が低いにも関わらず、幼稚園や保育園、小学校など常に集団の中にいます。

よって、誰かがインフルエンザに感染してしまうと、一気に感染が広まるリスクがあり、親がしっかりと予防したり、インフルエンザに対する意識を持ってあげることが必要不可欠となります。

子どものインフルエンザ感染についてのポイントをまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

⇒参考:4つの症状と9つの療養ポイント厳選まとめ

お子さんが小学生の場合は、学級閉鎖になる可能性も十分あります。

共働きをしていると、学級閉鎖によって対応が必要となってきてしまうので、学級閉鎖がどういう基準で発生するのかを抑えておくと、事前にある程度の準備もできるのではないかと思います。

インフルエンザウイルスによる学級閉鎖についてまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

⇒参考:学級閉鎖は何人から?学級閉鎖の基準は予防にあり!

今年も大流行しそうなインフルエンザ

毎年毎年「今年のインフルエンザはすごい!」みたいなことを言われてるような気がしますが、今年のインフルエンザは例年よりも流行のタイミングが早いため、心の準備ができていない人が多いことによる大流行に発展しています。

しばらくすれば落ち着いてくるとは思いますが、今年もインフルエンザウイルスが好む環境(乾燥していてとても寒い)となっているので、油断は全くできない状況だと思います。

インフルエンザウイルス対策の基本は予防であり、その次に感染してからの正しい対応が重要となります。

いろいろな情報が出回りますが、正しい知識を持ってインフルエンザウイルスに対抗していきたいですね!

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