【秋の夜長に読書するなら心優しく推理できるミステリー小説がおススメ】
日中はまだ残暑が残りますが、夜になると涼しさが顔を出してくれる季節になってきましたね。
暑さを忘れたいからか、9月と聞くとすっかり秋に感じるから不思議です。
さて、そんな秋ですが、「秋といえば読書の秋」と言われるように、秋の夜長に楽しめる一冊を探してしまう季節でもあります。
今は本を買いに出かけなくても、スマートフォンで電子書籍が買える時代ですから、誰でも簡単に読書を楽しめる環境になっていますね。
そこで今回は、秋の夜長に読書をするのにピッタリな一冊をご紹介したいと思います。
ジャンルはミステリーですが、とても優しい気持ちになれる不思議なミステリー小説です。
推理が得意な方も、そうでない方も楽しめる一冊なので、是非チェックしてみてくださいね!
【ミステリー小説は『読者への挑戦状!』謎に迫る展開が面白い!】
今回お送りする小説は「春の贈りもの:読者への挑戦状~桜ヶ丘高校文芸部ミステリー」というタイトルです。
⇒『春の贈りもの:読者への挑戦状~桜ヶ丘高校文芸部ミステリー』
「春の贈りもの」だなんて、何とも爽やかなメインタイトルですね。
しかしサブタイトルを見てみると、「読者への挑戦状~桜丘高校文芸部ミステリー」との強烈なメッセージが…!
そうです、この小説はただのミステリー小説ではなく、読者との推理勝負が楽しめる内容になっているのです!
この小説の中には4つのストーリーが入っており、ストーリー毎に問題パートと真相パートが設定されています。
読者は問題パートを読んで状況の把握と謎解きのヒントを拾得し、お題になっている謎を推理して真相パートで答え合わせをするのが大まかな流れです。
一般的な推理小説の場合、ストーリーは読者のことを気にすることなく進んでいきますが、その小説では真相パートへ進む前に読者に対して挑戦状を叩けつけられます。
真相パート移行前に読者側に対してメッセージを発する手法は、古畑任三郎のドラマでも採用されていましたが、「よし、解いてやるぞ!」という気持ちにさせてくれるので面白いですね!
推理小説というものを全力で楽しませようとしてくれているみたいで、とても好感が持てました。
自分は推理が苦手なので四苦八苦しましたが、日常生活がヒントになることがあったので、ふとした気付きで解ける謎があるかもしれません。
そしてこの桜ヶ丘高校文芸部シリーズのお約束(笑)である、太もものイラストがお楽しみだったりします。
【ミステリー小説なのに優しい気持ちになれる!】
「春の贈りもの」における魅力の一つに、「ミステリー小説なのに優しい気持ちになれる」点があります。
今までのミステリー小説は、誰かが誰かを殺したり、犯人がとんでもない酷い過去を背負っていたり、何かしら暗い要素を含んでいました。
事件を解決すると同時に、ちょっとしたモヤモヤを抱えて終わると「ハッピーエンドとは言えないような…」と思ってしまって、ちょっとスッキリしませんよね。
しかし、「春の贈りもの」のミステリーは学校が舞台であり、誰かが死ぬこともありませんし、ましてやバッドエンドで終わるような展開もありません。
青春を謳歌する学生たちの周りにある日常的な謎がメインになっており、友情を育みながら展開するため世界観にどっぷり浸かることができます。
これはきっと作者のごたわりだと思うのですが、登場するキャラクターは皆、愛に溢れており、読んでいる側も優しい気持ちになりますよ!
【推理が得意な方も苦手な方も!優しいミステリーで癒されよう!】
今回は、とても優しい気持ちになれるミステリー小説「春の贈りもの:読者への挑戦状~桜丘高校文芸部ミステリー」をご紹介しました。
小説のPVも公開されていますので、事前に見ておくと内容がよりわかるかなと思いますね!
さらにイメージソングもありますので、BGMにして小説を読むと世界観をより楽しめるのでおススメです。
どのストーリーも読み応えがあり、優しい世界観なので、日々疲れている時に読むと気持ちがリフレッシュします。
推理が得意な方も苦手な方も、一度チェックしてみてくださいね!
⇒『春の贈りもの:読者への挑戦状~桜ヶ丘高校文芸部ミステリー』