【普段運転する機会のないペーパードライバーが久々に運転することになったら…?】
せっかく運転免許証を取得していたとしても、都心に住んでいて車を所有する必要がなかったり、健康のために車を手放したりと、様々な理由でペーパードライバーになっている方は多いかと思います。
運転免許証を取得したての頃は、教習所での講習を通じて運転のための基礎を学ばれたかと思いますが、随分と運転していないといろいろと忘れてしまいますよね。
そのまま車を運転する機会がないのであれば、特にそのままでも問題ありませんが、もしまた車を運転する必要が出てくる可能性もありますよね。
そこで今回は、ペーパードライバーになった状態で、久しぶりに運転することになった時の注意点について解説していきたいと思います。
運転を成功させるためのポイントもご紹介しますので、是非参考にして頂けたら幸いです!
目次
【ペーパードライバーが久しぶりの運転で最も注意すべきは「過信」!】
長年、車を運転していなかったペーパードライバーが、久々の運転で最も注意すべきこと…
それはズバリ「過信」です!
僕の周りにもペーパードライバーの知り合いがいるのですが、
「車を運転しなければいけなくなったらどうする?」
と聞くと…
「まぁ何とかなるでしょ!運転自体は別に嫌いじゃないし大丈夫!」
という根拠も何もない自信に満ち溢れているケースが結構あります。
ペーパードライバーというだけで免許証は持っているわけですから、車を運転する資格は当然あります。
しかし、もうかれこれ20年ほど運転していないペーパードライバーの場合、おそらくエンジンをかけることもままならないかと思います。
これは普段から運転している方であればおわかりだと思いますが、今の車って車のカギを差し込むカギ穴ってありませんからね…カギ穴がないだけで相当焦るかと思います…!
車というのは、常に進化を続けている機械ですので、何十年も車に乗っていないと全く知らない機械に感じてしまうことはよくあることです。
車の運転において最も恐ろしいことは「平常心の欠如」なので、過信によって自分が今の車の技術に対応できないことを認められずにいると、非常に危険な状態になってしまうわけです。
それでは、具体的にどのようなところに注意すべきなのか、運転を成功させるためのポイントを幾つかご紹介したいと思います。
【ポイント①:発進の手順はあらかじめおさえておく!】
先ほどエンジンをかける話をしましたが、車が止まっている状態から動く状態になるまでの手順が意外にもたつきます。
「運転していた頃の感覚を体が覚えているのではないか?」
と自分に自信を持っていると、あとで裏切られたときに平常心を失うことになってしまうので、発進の手順はしっかりとチェックしておきましょう!
大まかな手順としては、以下となります。
- エンジンをかける(キーを身に着けた状態でブレーキを踏みながらスイッチボタンを押します)
- サイドブレーキを解除する(ほとんどは左足にあるフットブレーキになります)
- ブレーキを踏んだままにする(ギアチェンジがもたついても車が勝手に動きません)
- ギアをDに入れる
- ブレーキを離す(ブレーキを離したら車は動き出します)
- アクセルを踏む(これで発進します)
個人的にポイントだと思っているのは③のブレーキを踏んだままにするところです。
意図しないところで車が勝手に動き出すと相当焦りますので、自分の好きなタイミングで発進するためにもブレーキはあらかじめ踏みっぱなしにしておくことをお勧めします。
車は発進するところまでが重要なので、続くポイント②やポイント③もチェックしていきましょう!
【ポイント②:ルームミラー等で360°の視界を確認できるようにする!】
発進することに集中しすぎるとつい忘れてしまうのがルームミラー(バックミラー)やサイドミラーの確認です。
久しぶりの運転だと道の真ん中を走れているのか、後方はちゃんと確認できているのか、いろいろと気になることがあるかと思います。
今の運転の状況を確認するためにはルームミラーやサイドミラーからの情報は重宝しますので、発進する前に必ず確認しましょう!
【ポイント③:シートの位置は必ずチェックすべし!】
意外に忘れてしまいがちなのがシートの位置調整です。
シートが遠すぎてブレーキが踏めなくなるのは論外ですが、気を付けたいのが「シートの近すぎ」です。
あまりにもブレーキが近すぎると、ちょっと踏み込んだだけで急ブレーキとなってしまい非常に危険です。
意図しない急ブレーキには自分も焦ってしまいますので、精神衛生上よろしくありません。
シートの位置も発進前にはちゃんとチェックしておきたいポイントとなりますので、忘れずにチェックしましょう!
【まとめ:ペーパードライバーという自覚があるなら過信せずに基本を確認しましょう!】
ペーパードライバーの方が運転を過信する背景には、
「ペーパードライバーって恥ずかしい…」
と思ってしまっていることも関係しているのではないかと思います。
これはペーパードライバーの方だけでなく、周囲の方々も気を付けなければいけないのですが、しばらく運転していないのであればペーパードライバーになるのは当然のことであり、元の感覚を取り戻すためには時間を要します。
ですから、恥ずかしがる必要はありませんので、一つ一つ運転の基本を確認していくことが重要であるといえます。
特に発進までの過程に運転のポイントが詰まっていますので、焦ることなくチェックしていきたいところです。
少しずつ運転に慣れていけば問題ありませんので、是非とも安全運転で取り組んで頂ければと思います!