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【痴漢冤罪…次のターゲットはあなただ!】
「畑で被っている帽子を触るな」
「商店の店先でポケットに手を突っ込むな」
この2つは私が小さい頃に学校の先生によく言われたことだ。
畑で帽子を触ったら、畑の作物を帽子の中に入れて盗んでいると怪しまれるし、商店の店先でポケットに手を突っ込んだら、万引きしたと勘違いされる。
トラブルに巻き込まれないようにするのであれば、怪しまれるようなことはしないのが大事である。
これは満員電車の痴漢冤罪でも同じ。
それが例え勘違いであったとしても、痴漢と言われて容疑者となってしまったら、ほぼあなたの今後は真っ暗。
勘違いされるのは簡単だが、その容疑を覆すのは難しい。
仮に冤罪と認められるにしても、それは会社のクビ、犯罪者というレッテルを貼られて迫害を受ける家族、長引く裁判、全ての困難を乗り越えた先にしかない。
無実を勝ち取ったとしても、その代償はあまりにも大きい。
証拠が残りにくい痴漢冤罪とは、想像を絶する苦しみがある。
だが、痴漢冤罪から身を守る方法はある!
これは普段の心構えで成り立つものであり、お金がかかるものではない。
『怪しまれる、疑われる行為は絶対しない!』が痴漢冤罪対策の大原則である。
たった5つの痴漢冤罪から身を守る習慣をご紹介したい。
もしそれでも疑われてしまったら、とっさの対応を求められる。
疑われてしまった瞬間の対応法をまとめているので、参考にしていただきたい。
【痴漢冤罪対策1:身だしなみには気をつけろ!】
唐突だが、企業の面接へ出かける時、どんな格好で行くだろうか。
普段の寝巻?ジャージ?
そんなはずはない。ちゃんとスーツでビシッときめるはずだ。
理由は簡単で、面接は人を見るための試験だから。
清潔感を武器にし、部屋にいる面接官全員に好印象を持ってもらわないといけない。
これは満員電車でも同じ。
車内は偶然ではあるが、一つの同じ空気を共有している。
だから、車内にいる人に悪い印象を与えてはいけないのだ。
これを人は「マナー」とか「エチケット」とか呼んだりするが、公共の場で過ごす以上、無視をすることはできない。
もしボサボサの髪の毛に汚れた服を着ていたら、間違いなく周囲に悪い印象を与える。
あなたの近くで痴漢騒ぎが起こったら、真っ先に疑われるのは悪い印象を持たれている人なのだ。
理由は「他の人よりも怪しく見える」
これだけ。
でも『他の人より』が付くだけで、立派な理由になってしまう。
ほとんどが赤の他人で、他人に対する情報がほぼ0に等しいからだ。
一度怪しいと思われると、そこから印象を変えるのは難しい。
常に周囲に気を配ること。これはとても大事なことである。
【痴漢冤罪対策2:臭いには気をつけろ!】
満員電車では、日常生活ではありえないほど人と人の距離が近い。
近いと言うか、ギューギュー詰めだとゼロ距離である。
だから普段人と接するよりも臭いも目立つようになる。
臭いでトラブルになるのは、1位が『口臭』で2位が『加齢臭』
どちらも自分ではわかりにくいので、気づかない人が多いのだが、殺人級の臭さの持ち主を何度も体験している身としては、絶対に対策を施したい。
さわやかな息、少し良い匂いをする人というのは、周囲を落ち着かせる作用も働かせてくれるので、トラブルを引き起こしにくい。
出発前の歯磨きはもちろんであるが、ほのかな香りがする程度に香水をふるのも手である。
だが絶対に避けないといけないのは、香水をふり過ぎること。
トラブルとなる臭いの第3位は『香水の臭い』であるので、注意しなければいけない。
香水に抵抗のある人は、制汗スプレーでも良い。
最近はさわやかな匂いを出してくれるスプレーを数多く打っているので、加齢臭対策としても活用するのも良いだろう。
【痴漢冤罪対策3:手は胸より上に挙げろ!】
痴漢を体の部位のどこで行なわれるのか?と考えた時、一番多いのは手。
手は人間の中で1、2を争う神経の密度であり、触覚が一番発達している部位の1つである。
従って、手がしっかりと公に姿を現していた方が、疑われる可能性が低くなる。
片手は吊り輪などを持つことになるが、問題はもう片方の手。
手さげカバンを持っている場合は、何とか公に見えるように工夫したいところ。
どうしても埋もれてしまう場合には、胸に手を当てるなど、手のひらが外を向かない方にしたい。
【痴漢冤罪対策4:カバンはしっかりと閉めておけ!】
手で直接触る痴漢もあるが、最近は発達した技術が悪用される形で、盗撮も巧妙化している。
どんどん盗撮で使われる機器はコンパクトになっている一方、カバンに機器を入れて盗撮する例も多い。
従って、変にカバンのチャックが開いていたりすると、中に盗撮カメラなどが仕込まれているのでは?と疑われるケースが少なくない。
当然中に入っていないので容疑ははれるのだが、最近は『わざと犯人に仕立て上げ、慰謝料を請求する』というグループ犯罪が横行しているため、空いたカバンの中にカメラを入れられることもあるのだ!
これを大声で「この人痴漢です!カバンからカメラが出てきましたぁ!!」とか言われたら、あなたの逆転はほぼ不可能に近い。
痴漢冤罪での鉄則は、『真実はあまり関係ない。犯人と思われたら犯人になる』である。
犯人にでっち上げられるようなリスクは、自分で排除しないといけないのである。
【痴漢冤罪対策5:何かあったら、すぐに声を出す】
電車が急ブレーキをかけたり、急カーブを曲がったりと、とっさに誰かにぶつかってしまったり、誰かの体に触れてしまうことが満員電車では良くある。
つまり意図しないところでの事故ということだ。
もちろんあなたは他人の体に触れたくて触れたわけでもなくて、攻撃したくてぶつかったわけではない。
しかしそれはあくまでこちらの心理であり、された方からすれば、そんな心理はわからない。
いや、だいたいはわかってもらえると思うが、問題なのは一部のわかってもらえなかったケースだ。
わざとじゃないのに、「この人痴漢です!触られました!」と叫ばれる可能性は0ではない。
だからこそ、とっさに何かしてしまったら、すぐに謝るべし!とにかく早く謝る!
基本的に犯罪に手を染めているような人間は、悪いことをしても悪気はないわけだから、すぐに謝罪の言葉が出てくることはない。
どちらかというと、バレないように身を隠したり、逃げたりするだろう。
これは事件ではなく事故だということをわかってもらえるために、すぐに声掛けをすることをお勧めする。
変に無視したりすると、「この人わざとやったの?」と思われてしまい、疑いの目をかけられてしまう。
わざとでないにしても、悪いことをしてしまったのは紛れもない事実なので、紳士的な対応を心がけたい。
- 痴漢冤罪対策の大原則は『怪しまれるような行動は絶対しない』!
- 周囲に悪影響を与えないことが、怪しまれない第一歩である!
- 常に自分から動く姿勢で、何があっても適切に対処できる準備をすること!