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【お金を巻き上げるために痴漢冤罪でっち上げ!】
てっきり気を付けるのは痴漢冤罪で疑われることかなと思ってたら、数年前からわざと痴漢をでっち上げて、サラリーマンから金銭を巻き上げる事件が発生しています。
特に最近は発生の頻度も上昇しているようで、ますます僕らサラリーマンの警戒レベルを引き上げる必要が出てきました。
でっち上げ犯人は基本的には複数からなるグループで、被害者役(基本女性で悲鳴を上げる役)、証人役、成敗役(基本男性。彼氏だったり、詐欺のトップだったりする)で構成されています。
【一体どんな手口なのか?】
手口は非常にシンプルで、痴漢をしてないのに被害者役が悲鳴を上げて、成敗役が正義の味方ヒーロー面をしてターゲットの手を掴み、「お前がやったんだな!」とでっち上げます。
トドメは証人役が、「自分も見てました!」みたいなことを言って犯罪を確定します。
以前の記事でも紹介しましたが、痴漢は証拠がないため、証言がかなり有効となってしまいます。
※参考:【痴漢冤罪対策】満員電車の痴漢冤罪から身を守るたった5つの習慣
つまり、本当にやったかどうかは周囲が決めてしまうという、恐ろしい性質を持っているのが痴漢です。
※参考:【痴漢冤罪対策】痴漢と疑われても3秒で解決する方法と必須アイテム
自分がやってないわけですから証言は全てウソですが、それを知らない周囲の人からすると、「アイツがやったんだ」と思ってしまうわけですね。
そして最寄の駅で強引に引き降ろされ、被害者役、証人役、成敗役が寄ってたかって「警察を呼ぶ」とか「裁判で訴える」とかターゲットを脅すわけですね。
ターゲットとなるサラリーマンは痴漢した犯罪者の末路を知ってるわけですから、示談金として数十万単位のお金を渡してしまうわけです。
【詐欺グループの対処法は?】
対処法は、基本的に痴漢と疑われた時の対応と変わりません。
堂々と名刺を渡すなどして、その場から去れば良いのです。
しかし彼らの目的は『お金を搾取すること』なので、それで引き下がるわけもないと思います。
もし暴行されそうになったら、もうこちらが「誰か助けて~!」とか大声を出しちゃっても良いと思います。
詐欺グループとしては、実は事を大きくしたくないので、それで引き下がってくれる可能性もあります。
もしそれで駅員が駆け寄ってきたら、事情を話して、被害者を名乗る女性に名刺を渡すなどして堂々と対応しましょう。
間違っても駅員室など個室に行ってはいけませんよ!
ヤケになって本当に警察に突き出される可能性もゼロじゃありません。
こちらが焦って動揺すればするほど、詐欺グループとしては好機となってしまいますので、堂々とした立ち振る舞いをしましょう。
【詐欺グループが狙っている場所がある!】
詐欺グループは何も車内だけではありません。
車内で行うには、ちょっと人数が必要だったりしますし、すぐにターゲットを孤立できない環境にあります。
また、彼らとしてもターゲットを犯人と仕立て上げたいわけですから、既成事実は欲しいものです。
従って、最近はエスカレーターを狙った例もあります。
わざと短いスカートを被害者役に履かせて、犯罪を誘発させるのです。
ちょっとした下心がターゲットにあれば、もうそれで成敗役が登場して、金銭を巻き上げられてしまいます。
痴漢が発生しやすいポイントは、同時に詐欺グループが狙っているポイントでもあるので、注意しましょう!
【ターゲットはだいたい最初から決まっている】
これは痴漢の犯人にも言えることですが、だいたいターゲットというのは、最初から目を付けられています。
痴漢の犯人であれば、常に大人しそうな目立たない女性を探していますし、今回のような詐欺グループは、気の弱そうなサラリーマンを狙っています。
お金を持っているかどうかはあまり関係ありません。
ターゲットにされちゃうようなサラリーマンは、どうせお金を持ってなくたって、消費者金融に引っ張っていけば払っちゃうわけですから、彼らにとってはあまり気にしてないのです。
とにかく堂々とした振る舞いをし、金銭は絶対に出さないことを貫くしか方法はないのです。
- 最近は痴漢をでっち上げる詐欺グループが横行している
- グループで寄ってたかってくるが、痴漢と間違われた時の対処法と同じ対応をしよう
- 詐欺グループに狙われないように、ちょっとした下心とか絶対に持たないように!
- ターゲットになるのは気が弱そうで脅せそうなサラリーマン
- 彼らは金銭を要求してくるので、詐欺かどうかはわかるかもしれません