すき家、松屋が続けて商品の値上げに踏み切る!

「早い、安い、旨い」の3拍子が揃っていると言われる牛丼ですが、最近は値上げの傾向が高まっています。

我らが吉野家はまだ値上げに踏み切っていないものの、これはもう時間の問題なのでしょうか…?

牛丼業界を取り巻く値上げブームについて、徹底調査していきたいと思います!

【松屋が4月から商品値上げに踏み切る!】

去る3/20(火)、春分の日を直前に控えた日、牛丼業界に更なる衝撃が走りました。

牛丼チェーン御三家の松屋が、4月から商品の値上げを行うと発表したのです。

値上げの内容は多岐に渡っており、一部の定食や丼を10~20円アップし、なんと主力であろう牛めし(並)も30円の値上げとなりました。

現在牛めし(並)は290円となっていますので、320円ということになりますね。

松屋の牛めしは吉野家やすき家に比べると値段が安い分、他ライバルとの差別化が図れていたのですが、300円台という大台に乗ってしまったことで、差別化が薄れた印象です。

プレミアム牛めしは値段据え置きということですが、プレミアム感もちょっと薄れましたね。

だって普通の牛めしとプレミアム牛めしはたったの60円しか違わないので…

値上げの主な理由としては、材料費や人件費の高騰だと言われていますが、異常気象による野菜の高騰はダイレクトに響いている印象があります。

【実は既に値上げしていたすき家!】

先ほど松屋の値上げでさらなる衝撃とお伝えしましたが、実は去年の11月に第1回目の衝撃がありました。

それは牛丼チェーン御三家であるすき家の値上げ発表でした。

牛丼の並盛は据え置きとしたものの、他のサイズとなる中盛と大盛は10円、特盛とメガ盛りは50円の値上げを敢行したのです。

ただでさえ牛丼は並盛が一番コスパが良いのに、余計に際立つ形となってしまいました。

他にもトッピングは10円、セットも20~40円の値上げを行い、松屋と同じく全体的な値上げとなったのです。

もともと安いことがウリの牛丼ですが、値上げをしないと利益が出ないという状況は、牛丼業界にとって逆風だと言えます。

では残る牛丼チェーン御三家、最後の吉野家は値上げをするのでしょうか?

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【「値上げしない」と言い切る吉野家!一体どんな秘策があるのか!】

最後の牛丼チェーン御三家である吉野家は、波に乗って値上げを行おうとしているのでしょうか?

答えは「ノー」です。

実は吉野家は今から4年前、2014年に一度値上げを行いましたが、大ヒンシュクを買ってしまい、売上げがガタ落ちしてしまいました。

松屋やすき家といったライバルの追従も許してしまいそうになるくらいだった(CMの勢いも全然違いましたよね)ため、吉野家は値上げをしたくないのです。

ではどうやって利益を確保していくのか?

客単価を上げないのであれば、残る方法は1つ。

そうです、『客足を増やす』しか方法はありません!

実は吉野家は、牛丼業界において一番客足を増やす策略を実行しているのです!

【吉野家の戦略!客足を増やすために行っている2つの施策!】

客足を増やすには、そもそも吉野家がメディアに注目されなければいけません。

ですから、吉野家は、「定期券イベント」「プレミアムフライデー」に目をつけたのです!

『客足を増やす自社イベント「定期券」』

「定期券」とは、一定期間の間、定期券を持っているだけで牛丼が安くなるというもの。

定期券は300円となっていて、割引は1回で80円となるため、4回行けばお客さんにとってはプラスとなります。

さらに同じ傘下である「はなまるうどん」とも提携し、はなまるうどんだと天ぷらがタダになるというダブルスタンダードを採用したのです。

今年も4月からスタート(既に定期券の販売は始まっています)するのですが、今から話題沸騰となっていますよ!

「定期券」については、以下にまとめました!

吉野家&はなまるコラボ2018『春の定期券』入手成功!1万円以上のおトクも狙えるスゴい定期券だった!

『プレミアムフライデーで注目度が爆上げ!』

もともとソフトバンクと吉野家は来客プレゼントなどで提携していたのですが、毎週金曜日にソフトバンク会員だけ得するプレミアムフライデーに吉野家が登場しました。

今年の2月は久しぶりの登場だったのですが、交通渋滞を引き起こして交通がマヒするまでに発展したのは記憶に新しいかと思います。

プレミアムフライデー2月の吉野家コラボは、以下にまとめてみました!

スーパーフライデー2月2018の吉野家に朗報!ドライブスルー禁止だが牛丼無料引換券の配布が決定です!

半分炎上のような形になってしまいましたが、全国民の関心は間違いなく吉野家に注がれましたし、プレミアムフライデーをキッカケに吉野家の牛丼を食べたという方も多いのではないでしょうか。

吉野家は自社コンテンツも活かし、さらに大きく注目を集められる様なゾーンを的確に射抜き、客足を伸ばすスタンスを貫いているように感じます。

今は吉野家が動けば、僕らがトクをするような流れになっているので、今後の吉野家の動向をチェックしていきたいですね!

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