節分の豆といえば乾燥した大豆のことですが、実は高カロリーだという話が出回っている様子。

確かに100gあたりのカロリーを見ると、なかなかの高カロリーのように見えますが、果たしてそうなのでしょうか?

明日から大豆を見る目が変わる、大豆の素晴らしい役割とは?

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節分でまく乾燥大豆は高カロリー・・・なのでしょうか?

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節分でまく大豆は煎った大豆であり、豆腐、納豆、豆乳の原料となっています。

原料ということもあり、どのような加工を行うかによって、味も食感も様々な形に変化するのが大豆の特徴です。

大豆は古来より食事の中心的存在であり、『畑の肉』と呼ばれる通り、肉をあまり食べることのなかった明治時代以前では貴重なタンパク質源として重宝されてきました。

豆と一言で言っても、茹でて良し、煮て良し、煎って良しと豊富な調理方法がありますし、保存がききやすいことから非常食としても活躍していたスーパースターです。

しかし一方で、「節分豆の栄養成分表を見てびっくり!すごくカロリーが高い!」という声を良く耳にします。

果たして本当にカロリーは高いのか?他の栄養素と一緒に比較していきたいと思います。

乾燥大豆VSゆで大豆

【乾燥大豆(100g)】

  • カロリー:約420kcal
  • タンパク質:約35g
  • 脂質:約19g
  • 炭水化物:約28g

【ゆで大豆(100g)】

  • カロリー:約180kcal
  • タンパク質:約16g
  • 脂質:約9g
  • 炭水化物:約10g

結果だけ見ると、ゆでると一気にカロリーが低くなっているのがわかります。

でもよく見てください。

全ての栄養素が大幅ダウンしていると思いませんか?

そうです、これはカロリーが単純に下がったわけではないのです。

乾燥大豆は1粒で約0.35gですが、ゆで大豆は1粒で約0.84gとなっており、水を含んだことによって100g単位で見た時に豆の数が減っただけなのです。

乾燥大豆だと100gではおよそ28粒であるのに対し、ゆで大豆ではおよそ12粒となります。

g単位で見ると逆にわかりづらくなる部分もあるので、栄養成分表を見る時は注意が必要です。

よって、乾燥大豆とゆで大豆では、カロリーを含めて、ほとんど栄養成分は変わりません。

よく熱を通すと栄養成分が破壊されると言われますが、大豆はセーフですね。

乾燥大豆VS大豆加工食品

大豆の代表的な加工食品である、納豆、豆腐(絹ごし)、豆乳と比較してみましょう!

【乾燥大豆(100g)】

  • カロリー:約420kcal
  • タンパク質:約35g
  • 脂質:約19g
  • 炭水化物:約28g

【納豆(100g)】

  • カロリー:約200kcal
  • タンパク質:約17g
  • 脂質:約10g
  • 炭水化物:約12g

【絹ごし豆腐(100g)】

  • カロリー:約60kcal
  • タンパク質:約5g
  • 脂質:約3g
  • 炭水化物:約2g

【豆乳(100g)】

  • カロリー:約50kcal
  • タンパク質:約4g
  • 脂質:約2g
  • 炭水化物:約3g

ちなみに納豆は1パックで50g、絹ごし豆腐は一丁だいたい400gです。

豆乳は200gがコップ1杯程度になるかと思います。

どれもカロリーは軒並みダウンしていますね。

ダイエット食品として有名なだけに、どれもヘルシーとなっています。

しかし、加工の過程で大豆の一部しか使わなくなったりするので、他の栄養素も全体的に下がっています。

乾燥大豆VS他の豆

大豆の他にも豆はいろいろな種類があります。

その中でも代表的な落花生とアーモンドと比較してみましょう!

【乾燥大豆(100g)】

  • カロリー:約420kcal
  • タンパク質:約35g
  • 脂質:約19g
  • 炭水化物:約28g

【落花生(100g)】

  • カロリー:560kcal
  • タンパク質:約25g
  • 脂質:約48g
  • 炭水化物:約19g

【アーモンド(100g)】

  • カロリー:約600kcal
  • タンパク質:約19g
  • 脂質:約54g
  • 炭水化物:約20g

これは結構な差ができましたね。

大豆はカロリーと脂質が低く、タンパク質と炭水化物は高くなりました。

脂質はその名の通り油ですから、健康のことを考えると低い方が良いです。

大豆は落花生の半分以下、そしてアーモンドのおよそ1/3と非常に低くなっています。

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大豆は健康の面から見ても、カロリーは高くない豆!

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いかがだったでしょうか?

確かに栄養成分表だけ見ると高カロリーと感じてしまう節分の豆ですが、他と比較してみると、決してカロリーが高いわけではありません。

脂質も低くタンパク質が高いため、ダイエットに向いていると言われるのも頷けますね。

大豆の凄さは低脂質高タンパク質だけにあらず!素晴らしい4つの成分!

大豆はカロリーという面から見た時、カロリーの割には低脂質で高タンパク質であることがわかりました。

しかし大豆が素晴らしい食材と言われている所以は、それだけではありません。

大豆を素晴らしい食材に底上げしている4つの成分があるのです!

どれもダイエットとしてはもちろん、健康のためには是非摂っておきたい成分ばかりとなっています。

①サポニン

大豆に含まれているサポニンには、動脈硬化の原因となるコレステロール値を下げてくれる役割がある現代人には欠かせない成分となっています。

脂質の酸化を防いでくれるので、代謝を促進させて痩せやすい体質にしてくれるという素敵な効果もあります。

コレステロールだけでなく、中性脂肪にも効きますので、ダイエットに最適な成分と言えますね。

②イソフラボン

CMなどで一度は聞いたことがあるであろう、イソフラボン。

名前だけであまりどういう成分なのか知られていませんが、イソフラボンとは女性ホルモンの働きを良くしてくれる効果があります。

女性ホルモンが関係する病気は意外と多く、代表的なもので言うと、骨粗しょう症や乳がん、更年期障害の改善に期待できます。

また不眠で悩んでいる人にも有効で、有名になっただけのことはある素敵な成分なのです!

③大豆レシチン

大豆レシチンには、脳を活性化させる効果があると言われています。

脳を活性化させると集中力が高まり、仕事や勉強がはかどるのです。

また、老人性痴呆症の改善にも期待ができるということで、膨大な仕事、テスト勉強や受験など、ここ一番で頑張らないといけない時に重宝する成分と言えますね。

④食物繊維

大豆には豊富な植物繊維が含まれており、善玉菌を増やすオリゴ糖が含まれていることから、腸の働きを良くして便秘を解消してくれると言われています。

実は先ほどの栄養成分の比較の際に、大豆は炭水化物が高いと申し上げました。

炭水化物というと、どうしてもごはんやパンといった「糖質」をイメージしてしまいますが、実は炭水化物とは糖質と食物繊維を足したものを言います。

従って、大豆は炭水化物は高いものの、それは食物繊維を多く含んでいる結果であり、糖質が高いわけではないのです。

「大豆は炭水化物が多いから太っちゃう」というのは全くの間違いですので、注意してくださいね!

大豆はメリットばかりの食べやすい食材!

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大豆は高カロリーという印象がありますが、カロリーだけに注目してはいけないということがおわかり頂けたと思います。

『畑の肉』と言われている通り、カロリーという多少のデメリットを遥かに解消してくれるたくさんのメリットがあります。

大豆はダイエットに適していると言われていますが、GI値(グリセミック・インデックスの略で、体内で糖に変わって血糖値が上昇するスピードを図った値のことです)が低く、太りにくい食材です。

さらに腹持ちも良いため、食べ過ぎを防ぐこともでき、まさにダイエットのためにあるような食材と言えますね。

結論:節分の豆はたくさん食べても大丈夫!

節分では自分の歳と同じ数だけ豆を食べる、という風習もありますが、年齢を重ねていくと当然食べる豆の数も増えていきます。

しかし、食べる豆の数が増えたところで、食べた方がメリットの大きい食材なので、あまり気にする必要はありません。

寧ろ、日頃のおやつにしたり、小腹がすいた時に食べたり、日常生活の中に是非取り入れたい食材と言えます。

大豆は古い時代から日本人に愛されてきた貴重な栄養源。

どの食材を食べるか選択の幅が広がった現代ですが、お菓子やジャンクフードと言った高カロリー高脂質に頼るのではなく、大豆のパワーに頼っていきたいですね。

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