秋から冬となり、気温が一気に下がったりすると、環境への対応が遅れて小さい子どもは体調を崩しやすくなります。

さらにウィルスがこどもを狙ってる…!というのは今回のようなRSウィルスとなります。

3歳くらいになれば症状はほぼ風邪ということあり楽ですが、それでもRSウィルスが脅威であることは変わりません。

RSウィルス対策をじっくり見ていきたいと思います!

実体験を交えてRSウィルスの症状を紹介します!

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RSウィルスは風邪に近い症状となる、非常に感染力の高いウィルスです。

新生児から大人まで幅広く感染するため、一層の警戒が必要です。

おそらくこの記事をご覧の方は、「RSウィルスにかかってしまった」または「RSウィルスの感染の疑いがある」と思いますので、実体験(自分の子ども)を交えながら、症状をご紹介したいと思います。

RSウィルスが流行する時期は冬全般

RSウィルスが流行するのは、冬から春先が主だと言われていますが、秋口から冬も流行します。

実際に自分の子どもは秋から冬にかけてのタイミングでしたので、冬全般と思っていた方が良いかと思います。

しかし近年は流行の開始タイミングが早まっている傾向があり、特に2017年は7月から流行が始まるという異常事態に!

2017年のRSウイルス感染について、過去の例と合わせてまとめてみました!

RSウイルス2017流行がスタート!特徴は7月からの急激な増加!過去最大の流行になる可能性大!

感染する対象

新生児から大人まで非常に幅広いです。

このRSウィルスは感染力が高いため、毎年感染する人もいるくらい関わりが深いウィルスです。

従って、何回も感染するうちに免疫力が高まっていくのですが、新生児~1歳は初感染がほとんどとなるため、症状が重くなりがちです。

RSウィルス感染の症状に近いと思ったら、すぐにお医者さんに受診するようにしましょう。

週末など時間外であっても、一刻も早い受診をお勧めします。

RSウィルス感染の症状は風邪に近い

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RSウィルスは風邪に近いような症状をもたらすため、ある程度大きくなってくると違いがわからなくなります。

しかし新生児~幼児は肺炎など思い病気に移行するケースもあるため、怪しいと思ったらやはりお医者さんへ受診された方が良いと思います。

それでは代表的な4つの症状をご紹介したいと思います。

発熱

おそらく、これが受診する決め手になるかと思います。

発熱は突発的なことが多く、それに驚いて受診するパターンが多いです。

自分の子どもは、朝は元気もあり食欲もあったのですが、昼になって突然38℃を超える高熱を出してしまい、慌てて受診しました。

以下の症状と合わせて、RSウィルスを疑っていただければと思います。

鼻みず

結構ダァダァになるケースが多いです。

鼻みずとは粘膜であり、ウィルスの侵入を抑えようとする働きを持っているため、過敏に反応しがちです。

まだお子さんが小さい場合は、自分で処理することが難しいので、定期的にきれいにしてあげたいですね。

咳(せき)

鼻みずと合わせて起こりやすい症状の一つです。

のどからのウィルスの侵入を退けようとする働きのために起こります。

苦しそうな咳をしているのであれば、疑う必要が出てくるかと思います。

荒い呼吸

鼻みずと咳の合わせ技により、既に呼吸は苦しそうになっているかと思いますが、特徴としては「ヒューヒュー」とか「ゼーゼー」といったような、呼吸をする時に鼻や口から聞こえてきたら、RSウィルス感染の疑いがあります。

特に乳幼児までは、気管支炎になる恐れもありますので、注意が必要です。

RSウィルスかどうかの判断は可能か?

可能です!

受診して頂けるとわかるのですが、RSウィルスはインフルエンザウィルスと同じで検査する方法が樹立しています。

2~30分で結果が出ますので、ちゃんとRSウィルスに感染しているかどうかを知ることができます。

検査方法はインフルエンザと同じで、鼻の奥に棒を突っ込んで粘膜を採取するため、痛みを伴います。

自分のお子さんが検査する場合は、ちゃんと体を抑えたり、小さければ100%泣いちゃいますのでケアが欠かせません。

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潜伏期間と発症

インフルエンザウィルスと同じで、RSウィルスにも潜伏期間があります。

個人差はありますが、潜伏期間はだいたい1週間程度が目安と言われています。

インフルエンザもそうですが、潜伏期間は既に感染しているため、周りを感染させてしまう恐ろしさがあります。

おそらく強い感染力を持っているのは、潜伏期間が原因ではないかと思います。

すぐに症状が出てくれれば、自分も周りも警戒するのですが、潜伏中は当人が健康なので警戒ができません。

日頃から手洗い、うがいをしっかりしないといけないとは、こういう事情もあるのではないでしょうか。

そして発症すると、完治までにおよそ1週間かかると言われています。

自分の子どももそれくらいでしたので、1週間が目安と思って良いと思います。

入院する必要性はあるのか?

入院が必要かどうかは、受診した時にお医者さんが判断するため、絶対必要!とかは言えません。

目安としては、新生児~1歳であれば、まず入院になるかなと思います。

自分の子どもは1歳6か月でしたが、体重が10キロ近くあったことと、症状が軽かった(胸も音もきれいで食欲があった)ため、自宅療養となりました。

自宅療養となったとしても、高熱との戦いや、薬を飲ませるのに悪戦苦闘するなど、大変であることは間違いありません。

しかし一番辛いのは当の本人であることは明白ですので、最大限の愛をもって接してあげたいですね。

ズバリ!RSウィルスの特効薬は!

特効薬などありません…!

インフルエンザウィルスと同じで、ただ回復を待つことしかありません。

自宅療養となった場合は薬を処方されるかと思いますが、薬の内容はだいたい以下の通りとなります。

  • せきを調節する部位に作用し、咳を止めたり、痰(たん)を薄めて出しやすくする
  • 気管支を広げて呼吸を楽にし、喘息(ぜんそく)や気管支炎等の症状を改善する
  • 痰の粘り気を低下させて出しやすくしたり、鼻の膿(うみ)や耳の水分を出しやすくする
  • アレルギーを起こす物質の働きを抑え、喘息の発作を予防したり、鼻の炎症をしずめる

どれも鼻、耳、のどにおける辛い症状を抑える薬であり、ウィルスに直接作用するような効用はありません。

風邪薬ではないので、睡眠をサポートするような成分も入っていません。

薬を飲んだからと言って眠くなったりするわけではありませんので、注意が必要です。

また、「高熱が出てるから解熱剤が欲しい」と言うような方もいますが、これは正直論外です。

人間が高熱になるのは、ウィルスに対抗する組織が活発に動きやすいようにするためであり、高熱が悪い訳ではありません。

仮に解熱剤で熱を下げたとしても、体はウィルスとの戦いを続けなければいけないため、すぐに熱は上がります。

この熱の上げ下げが非常に辛いですし、体力を消耗させてしまいますので、絶対に解熱剤を使わないでください。

お医者さんからも解熱剤が処方される可能性はほぼありませんし、解熱剤のことを話したら怒られる可能性すらあります。

(僕は解熱剤のことでお医者さんからお叱りを受けたことがある一人です(笑))

●●が出たら、回復の兆しあり!

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特効薬のないRSウィルスですから、いつ高熱がおさまるのか、いつになったら元気になってくれるのか、いろいろな心配があるかと思います。

これは100%あてはまるとは言えませんが、一つ回復の兆しを見せる現象があります。

それは、『ウンチが出る』こと!

人間は体の外へ老廃物を出すわけですが、その時に老廃物だけではなく、病原体も一緒に排出しているのです。

従って、ウンチを出すことによってウィルスを体外へ排出してくれるわけですね。

特にまだお子さんが小さい場合、鼻みずや咳だけではウィルスは外へ行きにくいです。

ウンチを出すという生理現象を利用して、体のバランスを保っているのです。

入院になるかどうかの一つの判断として「食欲がある」「水分補給ができる」というものがありますが、これらの役割には

  • 『薬の摂取』
  • 『脱水症状の防止』
  • 『ウィルスの体外への排出』

があると思われます。

身体に何かを入れないと、ウンチは出にくいですからね。

RSウィルスの疑いがあれば、一刻も早い受診を!

しつこいようですが、RSウィルスの疑いがあったら、すぐにでも受診することをお勧めします。

特効薬はないものの、発症してから約1週間ウィルスと闘い続けなければいけないので、その準備はしっかりとしてあげないと非常に辛いです。

先ほども申し上げましたが、重い病気を発症してしまう可能性もありますので、早く手を打って損はありません。

感染力が高い病気となりますので、早い対策していきたいところです。

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