【どこで満員電車を過ごすかで、ストレスが全然違う】

densya_manin

今日も満員電車と戦っている皆さん、おはようございます!

同じ満員電車の同志、shinomaeでございます。

さて、満員電車において、皆さんはどこを戦場としておりますでしょうか?

車両という狭い空間ではありますが、様々なポイントで戦いが行われています。

場所によっては戦いを回避できますし、その一方で戦力を全放出しないといけない場所もあります。

できれば朝から戦いは避けたいですし、ストレスも抱えたくありませんよね。

そこで今回は、満員電車における『ベスト・ポジション』をはじめ、様々なポジションの傾向と対策を考えていきたいと思います!

【『ベスト・ポジション』は問答無用でドア横!】

まずは以下のマップをご覧ください。

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これは一般的な車両の勢力図となっています。

(手書きで書いたので、ちょっと汚いところはご容赦くださいませ…)

車線になっているところは座席となっており、出入口は一般的な中間車両ということで4か所となっています。

座席に座れるような環境であれば、そもそも満員電車で苦しむこともありませんので、ここでは除外しますね。

基本的に立ち席であることを前提として、話を進めたいと思います。

さて、立ち席は大きく分けて、4種類にランク付けできます。

  • Sポジション:ドア横
  • Aポジション:通路扉側(優先席)のセンター
  • Bポジション:ロング座席のセンター
  • Cポジション:ドア付近

Sポジションが最高ランクとなり、ベストポジションとなるわけですが、ポイントは問答無用でドア横となります。

出入口だけでなく、通路扉も該当します。

この場所がSランクとなっている理由は2つ!

1つ目は『人の流れがほぼ0』だから!

あの満員電車の乗り降りによって、人の流れが0になるのかと思われるかもしれませんが、

満員電車の人の流れとは、『濁流の如し』!

出入口付近のSポジションにおいては、一見ものすごい流れが発生しやすいように感じますが、実はロング座席と出入口の死角となっており、人の流れが発生しません。

但し、このポジションに滞在できる人数は1名限定です。

仮に2人いたとしても、濁流の流れに接してしまうため、飲み込まれてしまいます。

よって2人以降は残念ながらCポジション扱いとなってしまいます。

次に通路扉のSポジションですが、これは見てわかる通り、人の流れが始まる場所ですから、全く影響を受けません。

そしてドア横がSポジションとなっているもう一つの理由は、

『壁に接しており、もたれかかることが可能!』

満員電車の立ち席において、もたれかかることができるなど、これは極上の接待と呼んでも過言ではありません。

人がすし詰め状態ですから、悠々とくつろぐまではいかないかもしれませんが、かなりゆったりしているのは確かです。

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【ドア横はSポジションだが、落とし穴に注意!】

ここまではドア横の素晴らしさをお伝えしてきましたが、落とし穴もあることを私たちは知っておかなければいけません。

出入口のドア横は、乗車率250%以上だと濁流の射程圏内!

乗車率250%(もはや身動きが取れない状態)にもなると、乗車降車の濁流に流される恐れがあります。

降りる人は捕まるところを探しながら出入口に向かうため、座席のバーを強引に引き寄せながら進みます。

一方で、降りない人が強引な抵抗をしたりしますから、濁流の範囲が無駄に広がってしまい、結果的に外に押し出されてしまう懸念があるのです。

一度外に出てしまうと、今から乗車しようとする人達よりは早く乗車できるものの、さっきまでいたSポジションには、何食わぬ顔で他の誰かが占領を完了しているのです。

こうなってしまっては、もはや行き場が無くなってしまうので、泣く泣くCポジションで過ごす羽目になってしまいます。

通路扉のSポジションにおいては、人の流れがほとんどないことが災いして、自分が降りる駅に到着しても、なかなか出口に辿り着けない危険があります。

出口に辿り着けないでいると、今度は新たに乗車してきた人たちとバッティングしてしまい、逆行の力が発生して更に困難となります。

目的駅に近づいたら、いつまでももたれかかってないで、降りるための準備をしておくことをおススメします。

また、あまりもたれすぎると、うっかり通路扉が開いてしまうことがあるので、注意は必要です。

それでは、A~Cポジションの傾向と対策も見ていきましょう!

【Aポジション:通路扉側(優先席)のセンター】

通路扉側のSポジション同様に、あまり人の流れが発生しない良いポジションです。

乗り降りが激しい駅に着いたとしても、あまり混雑しなくて済むのは大きなメリットと言えるでしょう。

しかしその一方で、人の流れが発生しないために、旅行用のトランクケースや部活で使うであろう大きなバッグが安住の地を求めてやってくるポジションでもあります。

足が思ったよりも広げられなかったり、場合によっては足に負担がかかるような姿勢を強いられることもあるので、注意しましょう。

さらに、Aポジションは座席は優先席となっています。

運良く座席が空いたとしても、もし貴方が健全で足腰に懸念がないのであれば、座ることは好ましくありません。

「でも座らないと、いつまで経っても誰も座らなくてかえって迷惑だ」

などと惰性なのか遠慮なのか、座らないといけないような雰囲気になった場合には、立っている人の中で一番年配と思われる人に「どうぞ」と譲りましょう。

この一言により、殺伐とした満員電車の空気も和みますし、もしその方が断れば、貴方が座る権利が発生します。

「譲ったけど断れたから」という大義名分が成り立ちますからね。

恥ずかしいと思うかもしれませんが、満員電車でイライラしているのは皆同じである一方、誰も好きでイライラしているわけではないのです。

声を出すのに抵抗があるのであれば、ジェスチャーだけでも構いません。

Aポジションに身を寄せると言うことは、満員電車が失いかけた人の心に身を寄せることに繋がるのです。

【Bポジション:ロング座席のセンター】

優先席の前となるAポジションと比べると、立ち席の数も多くて開放的な空間となっています。

開放的というのは、あくまで両サイドに扉がないだけであり、満員電車の中ではやっぱり閉鎖空間です。

ロング座席の場合、中心に近づくほど遠くなるものの、後ろに更に誰かが入り込んでくる確率が抑えられるため、長時間満員電車に揺られる恐れがあるのであれば、より中心に入ることをおススメします。

荷物は棚に置ける確率が高いので、吊り輪さえちゃんと確保されていれば、快適に過ごせるポジションと言えます。

しかし、座席に座っている人がやたら通路に足を出していたりすると、狭くなってしまったり、余計な気を遣わないといけなくなるので、油断はできません。

中には、コツコツ足を当てて知らせる人もいるようですが、殺伐としている中でケンカに発展するリスクがありますので、もしやるにしても「電車の揺れで当ってしまった」などと事故に見せかけましょう。

もし目が合ってしまったら、こちらから軽く会釈をすれば、大抵の人は足を引いたりしてくれます。

立っている人はイライラが募っていますが、実は座席に座っている人はイライラしていません。

満員電車であっても、ノートPCは操作できるし、腕を組んで寝ることだってできます。

満員電車の聖域となっているため、座席と立ち席には決して共有できない温度差があることを覚えておきましょう。

ちなみにですが、大抵の人は吊り輪を掴んで窓を見ていますが、正しい電車の乗り方は、進行方向を向いて立つのだそうです。

ただ進行方向を向いたところで前の景色は他人の背中なので、ここはやっぱり窓を見ていた方が健全と言えます。

【Cポジション:ドア付近】

最低ランクとなるCポジションのドア付近ですが、ドア付近は満員電車における激戦区であり、トラブル発生率はナンバー1となっている超密集地帯です。

駅の乗り降りによる濁流で飲み込まれるのが一番キツいと言えます。

電車が走っている状態であっても、命綱がない場合が多いために、ちょっとした揺れでもバランスを失ってぶつかったり押されたりと、非常に危険な状況が続きます。

チカンでのトラブルが発生しやすいポジションであるため、もしドア付近で満員電車をやり過ごさないといけない場合は、男性であれば迷わず男性が密集しているところを選びましょう。

ドア付近は最低ランクは良いますが、よほど始発に近い駅から乗車しない限り、ほとんどの場合はドア付近に陣取らないといけない状況がほとんどだと思います。

Cポジションの中でも危険が少ないところを選ぶために、

『目的駅までに停車する駅による乗り降りの状況を把握すること』

が非常に有効となります。

より乗り降りの少ないと思われる出入口に陣取ることにより、リスクを軽減するという考え方です。

もしマップの①側の乗り降りが激しいのであれば、C2のポジションの方が良いということになりますし、その逆もまた然りです。

満員電車が苦痛なのは『人の流れ』なので、人の流れを知ることで、満員電車の不快さを軽減することが可能となるのです!

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  • 満員電車で狙うはドア付近だが、リスクはあるので油断できない!
  • 濁流に呑まれないようにするのであれば、通路扉側に避難した方が吉!
  • 目的駅までの人の流れを把握し、激しい出入口は避けるべし!