こどもの日ならではのお菓子と言えば、「かしわもち」と「ちまき」ですよね。

どちらもお餅という点では同じなのですが、実はこの二つは似ても似つかぬ全くの別物であることをご存知でしたか?

由来や意味を知れば、それぞれのルーツがわかりますし、こどもの日をもっと楽しめること間違いなし!

こどもにも教えてあげてくださいね!

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【かしわもちの由来に迫る!純日本生まれが特徴!】

かしわもちとは、漢字では「柏餅」と書くように、柏の葉で包んだお餅です。

お餅は上新粉とくず粉で作ったしんこ餅で餡(あん)をくるんでいるのが特徴ですね。

実は柏の葉で包んだ餅自体は古くからあるとされていますが、日本中に広まったのは徳川将軍が栄えた江戸時代の中期とされています。

およそ徳川9代将軍家重と徳川10代将軍家治の時代ですね。

どちらの将軍も8代将軍徳川吉宗の血筋を受け継いでおり、家重は息子、家治は孫でした。

8第将軍吉宗が享保の改革を行うなど、決して幕府の経済事情は順風満帆とは言えませんでしたが、庶民の暮らしは別です。

日本独特の文化は栄え、それはお菓子の部門でも例外ではありませんでした。

書物『酒餅論(しゅべいろん)』で初めてかしわもちは紹介され、当時行われていた参勤交代によって江戸に持ち込まれて、日本中に広まっていったと言われています。

味が美味しいことは当然のことながら、日本中に広まっていった背景には縁起物が深く関係していました!

【かしわもちが広まった理由は柏の葉の性質にあった!】

かしわもちは柏の葉でお餅を包むことが名前の所以になるわけですが、かしわもちが日本全国に広まった大きな理由は、柏の葉に関する縁起物でした。

その縁起とは、『柏の葉は、新芽が出るまで古い葉は落ちない』という柏の葉の性質が元となっています。

柏の葉をパパやママ、新芽をこどもに見立てると、「こどもができるまでは親が絶えることはない」という意味になります。

このことから、家系が絶えない、子孫繁栄という縁起が担がれるようになったわけですね。

家系が絶えないと言うのは、武士社会であった江戸時代にとっては非常に重要なことであるため、急速に広まったと言わわれています。

柏は日本の海岸において防風林によく使われていて、内陸であったり、火山地帯でないところなどは手に入りにくいです。

手に入りにくい地域の場合は、柏の代わりに丸い形をしたサルトリイバラの葉が使われるとのことです。

多少やり方が変わっていても、それでも縁起物にあやかりたいのが日本人ですからね。

このようにして、かしわもちは日本中にありがたいお菓子として広まっていったわけです。

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【ちまきの由来に迫る!由来は中国にあり!】

かしわもちに続いて、ちまきの由来を見ていきましょう。

ちまきは端午の節句と一緒に、中国から伝わりました。

元は米を詰めた竹筒だったのですが、これには中国の昔話に出てくる「屈原」という人の話が由来となっています。

簡単にストーリーをご紹介したいと思います!

昔中国で政治に関わっていたが、陰謀によって失脚してしまった屈原さん。

  1. 悲観して屈原さんは、5月5日に川に身を投じて死んでしまう。
  2. 周囲から慕われていたため、川底に沈んだ屈原さんの体が魚に食べられないように太鼓を使って魚を脅したり、竹筒を投げたりしていた。
  3. その後屈原さんの幽霊が出てきて、「竹筒は悪い龍がいて盗まれるため、自分の元に届かない。龍の対策をして欲しい」とのお願い。
  4. 民は龍が嫌いとしている鍊樹(れんじゅ)の葉で餅を包み、邪気を払うとされる5色(赤、青、黄、白、黒)の糸で縛ることにした。
  5. すると無事に屈原のもとに餅は届くようになった。めでたしめでたし。

以上がストーリーとなります。

いろいろとツッコミどころがあるのですが、これは昔話ですからね。

「餅が欲しいとお願いするくらいなら、川に身を投げるなよ」などというツッコミはこの際やめておきましょう(笑)

中国で旧暦5月5日にはもともと流行り病による厄払いをしていましたし、お供えするという意味では米よりも餅にした方が良さそうにも思えます。

やがて葉は芽(ちがや)の葉で包まれるようになり、「ちがやでまく」→「ちまき」となりました。

【ちまきの伝説は、鯉のぼりに受け継がれている!】

実は、先ほどの屈原さんの昔話は鯉のぼりに受け継がれています。

鯉のぼりはその名の通り、鯉が悠々と泳いでいるわけですが、鯉のてっぺんにやたらカラフルな吹き流しが陣取っていると思います。

鯉でもない独特な存在に、不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実はあの吹き流しは『邪気を払う5(赤、青、黄、白、黒)色』だったのです!

確かに吹き流しを良く見ると、5色が使われているのが分かります。

白を入れていない吹き流しもあるようですが、ほとんどの色は使われていますからね。

ちなみに吹き流しではなく、鯉のぼりの色に反映されているという説もあるみたいで、意外に幾つかの説があるようです。

鯉のぼりの元となった竜門は中国の黄河のお話なので、あながち間違っていないようにも感じます

カラフルな鯉のぼりが大空を泳いでいるわけですし、きっと竜門を頑張って登ってる鯉はさぞかし綺麗だったことでしょう!

【かしわもちとちまきは縁起担ぎとしてはかしわもちが上!】

いかがだったでしょうか?

かしわもちとちまきは同じこどもの日の定番お菓子ですが、かしわもちは縁起担ぎの要素が強く、ちまきは供養という要素が強いことがわかりました。

生まれも国レベルで異なりましたし、ルーツを見ていくのは面白いですね。

知ってるだけでこどもの日が楽しみますので、是非こどもにも教えてあげてください!

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