秋からずっと流行が続くインフルエンザですが、皆さんはどのような予防対策をされていますか?

●●という食品が良いとか、マスクは意味がないとか、手洗いは良いけどうがいがダメとか、いろんな情報が錯綜していると思います。

たくさんの情報の中から正しい予防対策を見つけるのは、なかなか難しいと思います。

ですが、実はインフルエンザの予防対策で大事なことはたったの2つだけです。

この2つさえ意識しておけば、巷で噂になる予防対策が自分にとって受け入れられるか判断できるようになります。

今回は、正しい予防対策をするために必要なたった2つのことをお伝えしたいと思います。

そもそもインフルエンザの予防対策って何?

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強力な感染力を誇るインフルエンザですが、いつもと変わらない健康な日常を過ごすためには、インフルエンザウイルスに負けないようにしなければいけません。

高熱が出て、体のあちこちが痛くなって、咳やくしゃみに苦しむような事態は絶対に避けたいですよね。

ですから、そうならないようにすることがインフルエンザの予防対策ということになります。

では具体的に、「そうならないようにすること」とは何なのでしょうか?

インフルエンザの予防対策は主に感染対策と発症対策となる

インフルエンザウイルスが体内に侵入することを『感染』、そして体内でウイルスが増殖される『潜伏期間』を経て、体が異常に気付いて臨戦態勢を取ると『発症』し、高熱が出たりします。

予防対策とは、そもそもの感染を防ぐ対策と、感染したけど発症(病気の症状になることです)を防ぐ対策の2つのことを言います。

感染と発症、この2つの効果が期待できるのであれば、インフルエンザの予防対策と呼んで構いません。

もしどちらの効果も期待できるのであれば、それはインフルエンザの予防対策ではありませんので、行ってもムダということになります。

インフルエンザの予防対策『感染』

マスク

インフルエンザウイルスは、基本的にヒトからヒトへうつっていく病気です。

特に多いのは、咳やくしゃみによって感染者から体外へ出てきたインフルエンザウイルスを吸い込んでしまい、感染するパターンです。

この感染パターンのことを、飛沫感染と呼びます。

インフルエンザウイルスは喉の奥にある上皮細胞というところから、細胞と結合することで体内へ侵入しますので、まずは喉にインフルエンザウイルスが侵入しないようにする必要があります。

口や鼻が喉に通じているので、予防対策として『マスク』が必要となるわけです。

インフルエンザウイルスは非常に細かいので、ちゃんとインフルエンザウイルスが侵入しないとうたっているマスクを選びましょう。

手洗い

感染パターンには飛沫感染の他にもう1つあります。

それは手です。

ありとあらゆるものにウイルスやばい菌が付着しているのですが、それに一番触れる機会があるのは手なのです。

口や鼻に一番触れる人間のパーツと言えば、手なんですよね。

あまり意識していなくても、知らず知らずのうちに口や鼻を手で触れることは意外に多いのです。

癖で触ってしまう人もいるかと思います。

ですから、手もいつでも清潔にしておく必要があります。

そこで予防対策として『手洗い』が重要となってくるわけですね。

最近は手軽にアルコール除菌のスプレーがあるので、それでも良いのですが、爪の中まで洗うのは難しいので、やはり石けんで隅々まで洗うようにしたいですね。

できれば手で触れるものにも注意をした方が良い(例えば電車の手すりを触らない、ドアノブを触らないなど)のですが、現実的に考えると難しいと思います。

もしそのようなものに触ったら、口や鼻に手を持っていくことを避けて、早めに手洗いを行うように心がけたいところです。

湿度

インフルエンザウイルスにも好きな環境があるのをご存じでしょうか?

ウイルスは気温が低く、湿度が低い乾燥している環境を好みます。

ですから、室内はだいたい23℃程度、湿度は50~60%程度を保つようにはしておきたいですね。

少しでもインフルエンザウイルスが活発化しないような環境づくりが大事と言えます。

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インフルエンザの予防対策『発症』

食事

発症を防ぐためには、体の免疫力、つまり体内を元気にしてウイルスが暴れまわらない内にやっつける必要があります。

そのために食事は非常に重要ですが、毎日の食事を手間暇かけて調理したりするのも大変です。

そこで、今回は食事にプラスワンするイメージで、インフルエンザウイルスに対抗できる体作りができる食事をチョイスしたいと思います。

  • 朝食:ヨーグルト、納豆
  • 昼食:緑茶
  • 夕食:鍋(野菜を意識)
  • 間食:みかん、ココア

いかがでしょうか?

どれもいつもの食事にプラスワンできるのではないかと思います。

朝食においては、乳製品とねばねばしたものがウイルス予防に良いとされるヨーグルトと納豆をチョイスしました。

納豆については、夜に食べるのも健康に良いとされていますので、必ずしも朝食で食べないといけないと言うわけではありません。

昼食については緑茶をチョイスしました。

お茶であればどれでも良いのですが、特に緑茶のカテキンが予防に良いとされているので、緑茶をおススメします。

夕食については、鍋をチョイスしています。

鍋であれば抵抗力を高める野菜をたくさん取り入れることができるので良いと思います。

鍋は野菜の旨味をさらに引き出すトマト鍋がおススメですね。

間食については、あまりカロリーを摂取しないようにする面からも、みかんはおススメです。

ココアは意外と思われるかもしれませんが、よく効くと言われています。

あまり食欲が無い時でも、ココアだけでも飲んでいると、全然違うのではないかと思います。

予防接種

これはもう究極の発症予防だと思いますね。

インフルエンザウイルスのワクチンは、発症に一番効果があると言われています。

予防接種の効果などについては、まとめている内容がありますので、詳細は以下のリンクを参考にしてみては良いかと思います。

参考:インフルエンザのワクチンに効果はある?ここで白黒つけようじゃないか!

感染と発症を防ぐことが、インフルエンザに抵抗できる最良の手段

いかがだったでしょうか?

インフルエンザウイルスに対抗するためには、『感染を防ぐこと』と『発症を防ぐこと』がポイントになるということをご理解いただいたのではないかと思います。

巷ではいろいろな情報で溢れかえっていますが、まずはこの2つの効果がちゃんとあるのかを見極めていきたいですね。

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